『嫌なこと、全部やめても生きられる』
『嫌なこと、全部やめても生きられる』プロ奢ラレヤー著
本について、雑な概要
- 人に奢ってもらってご飯食べたりとかしてる「プロ奢」氏の、人生についての考え方や、奢ってくれた人のエピソードなどが書いてある。
- 著者は、大学を中退して、プラッと大した金も持たずにヨーロッパで3ヶ月暮らし、帰国後から「奢られ」て生きているという、ツヨい若者。
読んだきっかけ
- Twitterでのプロ奢氏の、「Amazonの欲しいものリストに本を入れてくれたら購入して送ります」というプレゼント企画でタダで手に入れました。w
(現在はそのアカウントはもうありません、すみません) - 正直、初めてTwitterでプロ奢氏を見つけたときは、素直に面白いって思ったけど、年齢が若かったのでイマイチ深追いする気になれなくて、敬遠してた。
でもせっかく貰ったから読みました!←
読んでみたら、全然タメになった
- 敬遠していたものの、実際にちゃんと読んでみると、納得の連続だった。
- 「嫌ならやめよう!」って感じで、様々な事柄が挙げられているが、どれもやめても大丈夫な理由、むしろやらない方がいい理由が添えられて書かれていて、どれも納得がいくもので、合点がいく。
- 著者は「日常的に読書をしている」らしく、読み進めていて、引っかかっていた「若い」ということを感じさせなかった。(後半になるにつれて「若い文体」はなぜか頻繁に出てくるようになるけど)
予想外に「なるほど」
- 先日読んだ『あやうく一生懸命生きるところだった』よりもなるほどポイントは多かった。こちらは日本で生活している人だからか?自分が実際煩わしいと思っていることを解説してくれている箇所が多かった。
- なので、読んでいて「なんだ、やらなくていいじゃん」と、気持ちが楽になった気がした。
全体を通して感じたこと
- 著者のプロ奢氏は、人間や社会を観察する能力が高いと思った。(「自分と他人を比べると不幸になるよ」って『あやうく一生懸命生きるところだった』にも書いてあったけど、うっかり自分の世間知らずさと比較して、ちょっと凹んでしまった。)
- 連続して読んだから感じたのかもしれないけど、『あやうく一生懸命生きるところだった』も本書も、「嫌なことしてお金稼ぐなんてやめようよ。どうしてもお金が足りなくなったり、やりたいことのためにお金が必要になったらその分だけ働けばいいじゃん」みたいなことを言っており、嫌なこと我慢して働きたくない人って今の時代たくさんいて、そういうテーマが受けるというか受け入れられるのかなぁ、と思った。他にも「なるほど」と思うところが多数あったが、自分が2冊から受け取ったメッセージが似たようなことだった、と読み終わって感じた。似たような本を連続して読むのは案外良いかもしれない。
(プロ奢氏みたいなナチュラルにやりたくないことをやらない、が体得できている人からすると、「なんで嫌なのに働いてるの?辞めたって困らないよ」みたいな疑問の念もあるのかもしれないが) - 「嫌なことしない」はナウなライフハック
- やはり日常的に読書している人の言うことは厚みが違うよなぁ、と思った。
自分も発信することに厚みを持たせたいし、考えたことを書くことは嫌いではないので、そこを伸ばしていきたいと改めて思った。
おまけ
- 最初の方でも書いたが、『あやうく一生懸命生きるところだった』もそうだけど、後半になるとどんどん文体が雑、というかフランクになっていくのなんなの?w
最初の方は比較的真面目に書かれているので、後半に雑さを感じさせるのは良くないと思った。
いや、前半フランクで後半になるにつれて文章が固くなる方がだめかな?「なんかめんどくさそう!」って思って最後まで読まなくなってしまうかなぁ。
どちらが良いかはわからないけど、自分は後半の文体が雑なのはちょっと気になってしまった。(あくまで自分が感じたことだけど)
最後に
- 最後まで読んで、うっかり一番印象に残ってしまったことが、「読書はやっぱり大事」
- なので他の内容があんまり頭に入ってこず、ただただ「読書してる人の文章はすげーな」って思いながら読んでしまった。w
- あり余る積ん読を消化したい気持ちと、再読して本の内容を自分のものにしたい気持ちとで葛藤してます。